その③再会って、どきどきするよね!『ビフォア・サンセット』

前回の第2回はこちら

その②『ビフォア・サンセット』のふたりについて、わたしが知っていることは――
第1回目の記事はこちら 出演は、前作と同じイーサン・ホークとジュリー・デルピー。 イーサンは、最近も出演作『6歳のボクが大人になるまで』が、2014年アカデミー賞にノミネートされていたような? たしか受賞は持っていかれたけど、各誌の映画ベス...

 映画でジェシーとセリーヌ、この二人が出会ったのは、9年前の
ウィーン。
 あのあと二人はどうなったの?またはどうしてるのかな?そう思い
ながら見る人が多いんじゃないでしょうか?

 今回の舞台はパリ。またしてもヨーロッパ。しかも今度は世界の
花の都で再会するなんて、素敵じゃありませんか。

 背景に石畳の通りに古い教会、河にはボート、ジェシーがアメリカに
あったらなあと思うカフェ。

 手法名忘れちゃったけど、カメラをずっと回し続けるやり方で撮った
この映画は、石造りの町並みを二人と一緒に散歩してる気分になれます。
 こんな街、いつか行ってみたいなー!(連れてってダンナさん!)

 さてさてあれから10年近く、二人はどんな大人になったんだろう?

 なんとジェシーは作家に。
 以前「男のなんでもない一日を、ずっとテレビで放送したい」とか言って、
セリーヌにバカにされてた彼が。あれも作家性の現れだったんでしょうか?

 しかも、あの出会いの日のことを書いた本のプロモーションで、パリの
書店に来てる。
 あのフランス女性は実在するの?という質問を受けている最中に現れた
のが、セリーヌ。
 変わんない。白のブティのジャケットを着て、書店の隅に。
 驚きをなんとか抑えて仕事を終わらせるジェシー。

 てことは、前作からふたりは恋人になったり、結婚したりしたわけでは
なく、再会したってことなんだな、と分かる。成就はしてない、と。

 でもそれはそれで、同窓会で好きだった子に再び会うような、どきどきな
不安と期待があって。
 この映画いいな!(きっと)って思っちゃうわけです。

 しかもまたしても時間限定。彼の次の飛行機まで。

 え?出発まで20分くらいしかないの??短っ!で、目が離せなくなります。

第4回に続きます。

その④『ビフォア・サンセット』時を経て失ったものと変わらないものについて
前回の第3回はこちら 映画で、セリーヌのほうはどう変化したかというと。 すっかり大人の女性になって、何度か恋も経験し(不倫も示唆?)、結婚はしていないけど、一応恋人もいる。 つまり、かつてジェシーの下ネタにたじろいでた少女はもういないんです...

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