みなさんはスコーンは好きですか?
わたしはアフタヌーンティーをたしなんだことこそないのですが、スコーンはとっても好きで、パン屋さんやスーパー、コンビニで見かけると、ついつい買ってしまいます。
迎賓館赤坂離宮を見に言った時、前庭のキッチンカーにて提供されていて、美しい建物と石畳にセレブな異国気分を味わいながらいただいた、ミニサイズのも美味しかったー!(豪華三段の本物のアフタヌーンティーを楽しんでる女子たちもいました!)
と、いうわけで、家でもスコーン焼きたーい!となったわけです。
理想のプレーンスコーンを焼こう!
本家かどうかわからなけど、ザクっとしてるやつが食べたい!
というのが、リンゴもゼリーもかたいのが好きなわたしの理想です。
大失敗の第一回……
というわけで、感覚だけでつくったところ、
おやおや?生地がゆるいんですけど?
オーブンの中で、バターまみれで焼かれていくんですけど?
なんか違う!!
結局、味は悪くないんだけど、全然違うものができあがりました。
油っぽいホットケーキといったところでしょうか……。
冬だからってバターを冷やさなかったし、すりまぜ方かなりが足りなかったし、卵液は切るように混ぜなきゃ!とあまりにも混ぜなかったし、かなり柔らかいから粉を足そうかな?と思ったけどやらなかったんですねえ。
バター自体が粉と混ざってないため、それがオーブンで溶けて、生地の周りにバターが溶けた状態になって生地が焼かれているという、不思議な光景を見る事になったのでした……。
で、リベンジ!
まず、作り方ちゃんと見る!感覚でやってはいけないね。
そしてレシピも、家にストックしてあったものや、ネットで探したものなどいろいろあって、ベースは同じでも、混ぜ方、焼く温度、などさまざまでした。
これは、どれが一番理想的か試してみなければ!
というわけで、まずは薄力粉でつくるスコーンに無事成功!
外はサクッ、中はふんわりのやさしいタイプができましたとさ。
というわけで、
ちゃんと成功するスコーンの作り方
をやりますっ!
ふるいと綿棒と軽量カップもなくてOK!
では、使う道具を一通り。
はかり――牛乳もこれで計ります。デジタルはかりが便利。
ボウル――25センチくらいの
小さじや大さじ
ゴムべら ――これが大事!生地を混ぜたり、無駄なくまとめられる。持ち手の無いドレッジ、カード、スクレーパーなどでも便利。
菜箸かフォークとあればバターナイフ
つまようじなど――さして焼きの目安に使ってみた
直径5センチ程度のコップ――型抜き用に。
ラップをかけた大き目のお皿やまな板など――この上で型抜きして、ラップをとれば完成品も乗せられます。
オーブンシート ――焼くときに敷くもの
ペーパータオル ――なにかと便利
とオーブンがあればOK!です。
一方で、なくていいのはこちら!
(ふるい――スポンジケーキではないので、手か、ミニ泡だて器で混ぜればOK。)
(麺棒――手でのばせるから。)
(軽量カップ――㎖で計らないから。でも卵液用の器として便利)
洗い物も減って便利!
知っとくポイントはこちら!
一番最初に、バターを1センチ角に切って冷やしておく。
溶けちゃだめなんです。
バターを擦りまぜるときは、粉がサラサラになるまで、
卵液を入れる時は切るように混ぜる。かなりおおざっぱにやったほうがサクふわになります。なんとなく混ざってきたら、
ゴムベラで生地を半分にして、もう半分に重ねる。押す。を数回やる。
層を作るイメージ
生地を丸めて冷蔵庫で寝かせる。
型抜きコップに、ラップをはりつけとく!
生地は2センチあるので、深めにね。
打ち粉を小皿に取り分けておくと、作業が楽!
焼く前に牛乳を塗る!
すると、できあがりが本物っぽくなります!
インターバルでマインドフルネスも
最短10分~の「生地を休ませる時間」もあるので(夏場は特に)、インターバルを意識して。つまり、一気に作る料理じゃないってことです。
ここまで前日につくろう、とか、片付け&一休み時間をもうけることもできます。時間がある日にやると、無心の作業でマインドフルネスも叶いそうです。対スマホのお休み時間もとれますよ。
初めてなら、1~2時間もみておけば、余裕でスコーンを食べられます。
ザクザクスコーンのつくりかた
いろいろ試してみたいので、食べきれるよう、本来、9個できるレシピの「半量」にしたのがこちらの分量です。
6センチのスコーンなら4個くらいできるので、2人分の量かな。
< ザクザクスコーン 4、5個 2人分 >
強力粉――45g
薄力粉――90g
三温糖 ――大さじ1
塩 ――ひとつまみ以下
卵1個+牛乳 ――76ℊくらい
無塩バター ――25g
打ち粉 ――適量
オーブン200度で10~15分。
というザクザク感UPのスコーンレシピでやってみます!
①バターを計って冷やします。
バタ25gを計ったら、1センチ角に切って冷蔵庫で冷やしておきます。
オーブンの天板(角皿とか丸皿と言うことも)は取り出して、クッキングペーパーを敷いておきます。紙が反り返るようなら、数か所折り目をつけるといいです。
飛ばないよう、ゴムベラをおいてます。
コップに、ラップを深めに(3センチ以上)張り付けて?おきます。生地を抜くときくっつかないので、「オオカミの口」ができやすくなります。
②卵液を計ります。
器をはかりに乗せて、数値を0にします。
卵一個をといて、牛乳とあわせて70gにします。(76gになっちゃいましたが、最後ツヤ出しに使えるからいいことに。)
③粉類を計ります。
デジタル秤に大き目ボウルをのせて、数値を0にしたら、
強力粉45g、薄力粉90g、を分量通りに計ります。一回ごとに0にすると簡単。
ベーキングパウダー 小さじ1と1/2、砂糖は小さじ1、塩も一つまみ(少な目)にいれます。
泡だて器でぐるぐるっと混ぜます。手でもいいそうです。
ついでに、打ち粉用の薄力粉を小皿にとっておきましょう。伸ばすとき、わたわたしなくて済みます。
適量……握りこぶしの4分の1くらいで足りるかな?
④粉とバターをすり混ぜます。
③のボウルに冷やしたバターをいれたら、指ですり潰すようにして混ぜます。
全体がポロポロ、サラサラになるまでちょっと頑張ってやるのがポイントです!
⑤卵液を少し残して入れます。
ゴムベラでざっくり切るようにします。混ぜ過ぎないことがとても重要です。
粉が残ってていいので、だいたい混ざったら、ゴムベラで半量をとって、残りに重ねて押さえて、というのを5、6回繰り返す。層をつくるイメージで。
あまりにまとまらない時は、残りの卵液か牛乳を少し足してもOK。
➅生地を休ませるインターバルです。
生地を丸めて、ラップに包んで冷蔵庫で休ませます。
生地がダレていなければ、10分でも。
一晩おいて、朝イチで焼くのもアリです!
なので、ここがインターバル。片付けたり、お茶したりしましょう。
⑦オーブンをあたためておきます。
今回は200度で焼きます。うちのは旧式なので5~10分余熱します。
⑧コップで型抜きします。
ラップをしいたお皿やまな板の上に、くっつかないよう打ち粉をしてから生地をのせ、2センチ厚さに伸ばします。
コップ(ラップつき)で型抜きしたら、オーブンシートをひいた天板に乗せます。
わたしは、のばした生地のふちの丸みを生かして、型抜きするのが好きです(笑)。
二つ抜くと、残りがお月さまの横顔のようになるので、そのまま焼いてみたり、残ったはしは、丸めてミニスコーンにしてみたり。いずれも高さは2センチで。
⑨牛乳を塗ります。
刷毛があれば最適ですが、意外と小さじの背中でも平気です。
牛乳を少しだけすくって生地にかけ、軽いタッチでのばします。
今回は残った卵液を使いました。
⑩焼きますよ!
オーブンに入れ、200度で12~15分焼くところ、10分たった時に様子をみると、
もうふくらんで焦げ目もついてる!
つまようじをさして確かめてみると、ちょっと生地が付いてくる気がしたので、アルミホイル(焦げ防止)をかぶせて、3分くらい延長。
⑪できあがり!
すごーい!ちゃんと「オオカミの口」ができてる!
この割れたところがそれ。たしかに牙に見えるかも?おいしいサインなんだそうです。
食べてみましょう!
これこれ!ざくっとしてる!
薄力粉だけのレシピに比べると、断然外側がザクっとしてます!
このままでもほんのり甘くておいしい。でも、ブルーベリージャムを添えるとさらに美味しい!生クリームも欲しくなっちゃう。
ザクザクとはいえ、中はふんわりです。
ってことは、コンビニのスコーンって、どんだけ硬いんだろう。あれは別のレシピなのではなかろうか?
今回は本来のレシピの半量でつくったけど、たまごだけはまるまる1個使ったので、たまご感が強めでおいしい!スコーンの色も黄色っぽい気がします。
上に塗ったのも、いつもの牛乳ではなく、卵液の残りだからツヤもでました。
ブランチにも最適!アレンジレシピ
スコーンと言えば甘い物を想像しますが、ここはゴハンとしてもいけるレシピをひとつ。
ハム
ミックスチーズ
刻んだパセリ
コショウ
①ホイルの上に、半分に割ったスコーンを置きます。
②ハム2枚ををそれぞれのスコーンの上にのせて、ミックスチーズをお好きなだけかけます。
③黒こしょうをささっとふって、オーブンやトースターで、チーズに焦げ目がつくまで焼きます。
④パセリをちらしてできあがり☆
これにサラダとスープをつけたら、おしゃれなブランチに最適!半熟の目玉焼きをのせても美味しそう。甘いものが苦手な方や、男性でも、これなら喜んで食べてくれそうですよね。
今後の展開
ザクザクスコーンが食べたかったけど、昨日食べたふんわりタイプも恋しいかも。
チョコチップやドライフルーツを入れたり、抹茶味とか、チョコがけなんかも試してみたいです。
あと、冬場は手が荒れるので、すり混ぜる時用に調理手袋を使おうかと考え中。
というわけで、今年のバレンタインはスコーンになってしまう気がします。
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