ルパンの声(栗貫)でおくるスパイドラマ『バーン・ノーティス』が楽しい!

 面白い海外ドラマが世にでまくっている昨今、オリジナルの英語をそのまま
楽しむのもよいですが、日本語吹替えも、また違った魅力がありますよね。

 まずは、字幕の文字数制限がないので、内容をより深く理解できたり、逆に
面白い意訳を楽しめたり、画面の俳優さんと声をあてている俳優さんのイメージに
ついて、なにかしら思ったりとさまざま。

 そんな吹替えの声を、あの『ルパン三世』の声の人が、しかもスパイドラマで
やるっていうんですから、なんかアクションでちょっとコミカルな面白い感じ
なんじゃないかな!?と
 期待してみたら、まさにどんぴしゃであります。

 今は7シーズン目となる、ファイナル・シーズンに入っております。

 ストーリーはどんな感じかというと、スパイとして活躍していたマイケルが、
なぜか突如解雇されてしまい、仕事もお金もない。理由もわからずじまい。

 ということで、なぜ自分は解雇されたのか、その理由を探り復帰するべく、
親友のおっさんサムや、元カノのフィーらと一緒に、人助けな依頼をこなしつつ、
今日も頑張ってます!みたいな感じ。

 舞台となるのはマイアミなので、サムはいつもアロハシャツ。海や水着の
お姉さんたちのショットが間に挟みこまれて、陽気です。

 面白いのが、一般人には全く不必要なスパイのテクについて、作業の合間に
マイケルのアナウンスが入ること。

 そもそも彼はスパイとしては凄腕なので、脅されて困ってる依頼人を助けるために
敵の家に侵入したり、監視カメラをすり抜けたり、手持ちの道具で応戦したり
するんです。
 そんなときのまめ知識披露が、舞台裏をのぞく感じがあるんですよね。

 さらに「意訳」がなかなかきてまして、ノリがいいんです

 マイケルの、肝っ玉&元はすっぱママも、英語ではママとか本名で呼ばれて
ますが、サムら友人には「ママさん」って呼ばれてるとことか好きですね。

 そして元カノ・フィオナ。
 彼女は爆弾のプロ。なかなか猟奇的な彼女を地で行ってるんですが、彼女と
マイケルの仲はどうなるの!?

 演じるガブリエル・アンウォーさんは、スリムでプロポーション抜群なのですが、
実生活ではたしか、お子さん3人くらいいたような。
 とてもそんな風には見えないです!
 ご本人はかわいい声なのですが、吹替えではなぜかコケティッシュな感じの
雰囲気なんですよね(笑)。そんなギャップも楽しめます。

 マイケル役のドノヴァンさんの方は、ものすごい美男子!というわけでは
ないけれど、空手だったかな?格闘系のスキルがある方で、日本に住んでた
こともあるみたい。
 髪が黒っぽいところも、ちょっと親近感覚えちゃいます。細マッチョで頼もしい
ので、友達になってほしい!!

 でまあ、ど派手に車がぶっとんだり、慎重に進入したり、コツコツ細工したり
しながら、ママさんの要望を仕方なーく叶えてあげたり、依頼料がパーになったり
いろいろ苦労しながら(?)解雇の真相に近づいていくという、ハラハラ
しながらも、まったり陽気に楽しめるドラマです。

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