ふるさとを訪ねて～上石神井・吉祥寺・西荻窪～その2

前回の続きです。上石神井から吉祥寺まで歩いていきます。

この暑い中、延々と歩き続けていると口数も少なくなりそうですが、やはりお互い懐かしさに浸ってしまうのか、記憶力自慢大会の如く昔の出来事を思い出しては話し、和気藹々と吉祥寺を目指します。
といっても吉祥寺に住んでいたというわけでは無く、上石神井時代に良く一緒に遊びに行ってたのでただその道を歩きたかったのです。

相方は相当疲れたようで、だんだん歩くペースが落ちてきましたが、ヨドバシカメラで適当に涼を取り、

「よし、西荻窪まで歩くか！」

と気合を入れ直します。

そこから先は線路の下を延々と歩き・・・

ついに西荻窪に到着です。疲れた！

上石神井でのルームシェア期間が終わった後、私は前回の最初に訪ねたアパートに一人暮らししていたのですが、色々事情があり、今度は西荻窪でまた一緒に暮らす事になったのです。
駅近辺の写真。

建物はそのままですが店が変わっていて新鮮です。

当時良く一緒に通っていた「らーめん大」が別のラーメン屋になっていて驚いたり、いい香りのするコーヒーショップが出来ていたりと、やっぱり面白くて賑やかな街です。
そこからアパートを目指します、が・・・・

ここ、どこ？っていうくらい二人とも道を覚えていませんでした。
さらに、住んでたのがアパートの1階なのか2階だったのかも曖昧で、見つかる気がしません。
それでもあぁだこうだ言いながら高級住宅街を歩いていくと・・・

あった！あったけど・・あれ、こんなんだったっけ？と思いました。
たしかにアパート名は「パレス南荻窪」で合ってます。
でも、こんな大きな建物だったかなぁという感じで、私は殆ど思い出せないのがもどかしかったのですが、相方は「そうそうこれこれ」と興奮しながら納得しているのできっとそうなのでしょう。

ちなみにここでの私の部屋割りは「ロフト」でした。部屋の区切りすらなく、プライバシーも無く、夏は死ぬほど暑く、冬は死ぬほど寒い地獄です。だって、エアコンがロフトの下にあるのだから元々人間が住むように造られていないのです。ロフトに住むのはおススメしません。怪しい楽しみもあって結構面白かったけどね。

その後は西荻窪の駅に戻りますが、途中でどうしても寄りたかった三ツ矢酒店で酒を購入します。三ツ矢酒店さんのレポートはこちら

そして駅から電車で吉祥寺に戻り、塚田農場で食べて飲んで帰ってきたのですが、この塚田農場の接客が素晴らしい上に料理も美味しく、相方も関心しきりで、私も思わず買った酒をその場で開けそうになりましたが堪えて、1日を振り返りながら楽しい時間を過ごせました。
なので吉祥寺の塚田農場はまた行こうという事になり、解散しました。

さて、ぶっつけ本番の企画でしたが結果的に爆笑時間の多い有意義な訪問になりました。
人間の記憶の曖昧さも実感できるし、忘れてた思い出が蘇る感覚も面白いです。
もし次回があるとしたら、その後私が移り住んだ新宿の早稲田⇒牛込神楽坂⇒牛込柳町界隈を訪ねてみたいと思います。

ここまで読んでいただきありがとうございました！