思い出せない思い出
ふと、昔の酒にまつわる失敗を思い出したので記述しておきます。
人の酔っ払い話しなんて興味ないのは当然ですが、反面教師としてお役立てください。
あれは僕がまだ25歳の頃、会社の上司と同僚と3人で居酒屋で酒を飲んでおりました。
僕はビールから始まり、気づけば居酒屋御用達の日本酒「銀盤50」を結構なペースで消費していました。
どれくらい飲んだかは覚えていません。時間は22時位。
そうして僕はふと「ちょっと、トイレ行ってきますね。」と立ち上がり店の奥へ。
それが、上司と同僚がその日目撃した僕の最後の姿となりました。
そして次の瞬間!僕は自宅のベッドの上で目が覚めたのです。
素っ裸でした。朝5時の出来事。
えーと、あれ?色々なものが、無い。
携帯が無い。スーツの上着が無い。ビジネスバッグが無い。ネクタイが無い。記憶が無い!
でも財布だけはあったので、恐る恐る中を見ると、なんと5,000円分のタクシーの
レシートが出てきたのです。荻窪から新宿まで乗ったらしいのですが、全く、一つも、なーんにも覚えていません。
うう、頭がガンガンして痛い。トイレ行ったところまでは覚えてるのに・・・
僕は記憶の無い自分の行動が恐ろしくなり「やばいよ、ヤバイヨー」とつぶやきながら一人で部屋を意味もなくウロウロしていました。
というかその日も平日で出勤日だったので、心に余裕がありませんでした。
その後判明したこと。
・そもそもマンションの入り口の鍵が鞄に入れっぱなしだったので、
上司がナイスフォローで別の方に連絡してくださり、ラリッてた僕をマンションの中に入れてくれた(部屋の鍵は持ってた)
・居酒屋の外に出る僕を呼び止めたらしいが、「大丈夫だいじょうぶ。ちょっと涼んでくるだけ」と言いながら
その後消息を絶った(同僚談)僕はその後無意識の内にタクシーに乗って自宅に帰った。
・・・らしいのですが全く記憶がありません。今思い出しても怖すぎます。
泥酔時の行動に関する考察
考察というほど大したものでは無いのですが、泥酔時における無意識の行動に結構興味があり、
理性が挟まる余地のない「本能」が、ラリラリ状態では垣間見る事が出来ます。
ちなみに僕の泥酔時の「本能」は今回の事例の通り「帰巣本能」が異常に強い事。つまり家に帰りたくて帰りたくて仕方がなくなるのです。
また、これまで泥酔したことは何回かあるのですが、一度も財布を無くしていないところからすると、
「タクシーに乗る必要がある=お金が必要=財布が必要」という論理が無意識で働いていて、だから財布は無くしてないのだと思います。
携帯もスーツもネクタイもバッグも必要ない!(後で後悔するけど・・)
だから、僕がいくら飲みの席で楽しそうにしていても、根が根暗なので実は「早く家に帰りてぇなぁ」と思ってるのが本音という事です。
映画「酔拳」でジャッキーチェンがガブガブ飲んで強くなるのも「闘争本能」がめちゃくちゃ強化されるからで、無意識な時ほど強くなるという設定は、ぶっ飛んでますが妙な説得力もありますよね。だって無意識だし、秘められた力的な。
ちなみにその日の出勤は生き地獄で、眩暈がするほど気分が悪く、メチャメチャ反省したのは言うまでもありません。
それ以来、「飲みすぎるなら家で!」がモットーです。
以上。
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