第2回 田舎はありえないことがおこる――洗濯物編 その1

さてみなさま、このごろの洗濯機はすごいですね。
いかに電力を抑え、いかに少ない水で綺麗に洗うかはもちろんのこと、
乾燥機能つきが進化をとげて、洗えない革のバッグや革靴までクリーニング
できる機能がついたりしてるそうではないですか。

おしゃれなドラム型も、洗浄力はいまひとつ、なんていわれていたのが
だいぶ改善されてきているとか。家電メーカーの開発技術力には、いつも
驚かされます。

そして田舎といえど、うちにも洗濯機はありますよ。

まあ、旦那様が独身時代に使っていた一人暮らし用ですから、そこまで
高性能ではないけれど、十分にお役目を果たしてくれます。
(ほんとはそろそろ買い替えたいんですが。)

ということで、今日もお洗濯しようじゃありませんか!

肌が弱い旦那様お気に入りの洗剤を入れて、スイッチPOM!
仕上がるまでちょっと休憩。そして、引越しお片づけに熱中。

我が家はしいてい言えばワンフロア風な、キッチンと畳部屋の間に
壁がないタイプ。
春先はまだ寒くてカーテンで仕切っています。電気をつけないとちょっと暗い
です。
で、キッチンに向かったときでした。

なにかがおかしい……

キッチンの暗い板床が、妙にテカテカしている…。
と思ったら、
あっ!!!

なんと大量の水が、キッチン一面に、あるはずもない海を作っていたのです!!
なんで!?

天気予報晴れです。台風でもありません。キッチンシンクも異常ないのにこの水は
どこから……

あっ!!
しまった!!洗濯ホースだ!!

あわててキッチンのドアを開けると、廊下も海!そして、まだ稼働中の
洗濯機が、排水ホースからこちらへ向かって、水を吐き出していますっ!!

大変!!

大急ぎで、短い排水ホースを浴室のほうへ突っ込み、これで増水は
なくなったものの、ここからが戦いの幕開けです。

なぜなら、キッチンには、パソコンが!そして、お米の10キロ袋も
紙袋じゃなかったっけ!?

急いでシンク側の避難エリアにお米袋をよけ、パソコンのコードはぎりぎりで平気
だったので畳部屋に避難。炊飯器のコンセントはちょっとぬれてる!!
いそいで拭いて、あとは…

手近にぞうきんがない!ので、クイックルワイパーで、浴室へ向けて水をかき出します!!
ほこりじゃなくて、水かいてるなんて~!!と思いながら、
ついでにスリッパもお風呂ブーツにはきかえて室内をバシャバシャ歩いて……。

捨てようと思ってたダンボールもぬれてるのでよけて、
ダイニングテーブルの足、鉄っぽい素材だったはず。いそがなくちゃ!
しかし、やはり雑巾にできるものがない!

泣く泣く、一番近くにあったこたつ一時カバーにしてた、新しいバスタオルを
犠牲にしてしまいました……。
冷静になれば、古いの使えばよかったのに。
とにかく急がなきゃと思ったのね……。

あとは、バケツ3倍分の水をバスタオルを絞って、

濡れタオルでふいてから乾拭き。
寒いので乾かずにカビが生えても困るので、ランタン型の「    」で
徐々に乾かすことに。

はあーーー。こんなん、今までじゃありえないよ……。

以前いた東京のマンションは、しっかり排水整備されてたし、旦那様の住まいでも
洗濯機はベランダ置きだったため、どちらも「排水ホースを浴室に出す」
という作業のないお洗濯だったのです。

ホース出す

それが当たり前でしょ!?
当たり前だったんだもん……

自分のうっかりなせいとはいえ、

なんか、
なんか……
腹が立つ!!!

今日は買い物行くはずだったのに!

雑巾代わりのバスタオルもでかいから、絞るのに力がいる&回数ハンパないため
もう手に力が入りません。

あー、普通の生活したいだけなのに、ここまで大変とは……。

しかしながら、水没処理後の廊下とキッチンは、なんかキレイになってました(笑)。
けど、こんあこともう二度とやんない!
と、心に誓ったの日でありました。

ちなみに、
排水ホースを移動させるだけだと、

こうなります。

○写真

あーもう!!!

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