一晩で熱を下げる方法

これは私の実体験の報告なので医学的根拠などありません。
真似して大変なことになってもどうすることも出来ませんのでご了承ください。

2022年12月1日、私は東京上野で開催中の『国宝展』に赴くため朝9時30分に自宅を出ました。
入場時間は11時30分から12時30分と指定されており、11時ころに会場に到着してしまった私は何もすることがなく、近くの池の噴水を座って眺めていました。
実はこの日はとても寒く、私の上着はヒートテックとパーカーのみというあっさりしたスタイルでした。
前日の11月30日まではこの時期にしては比較的暖かく、この日も家を出た段階で結構寒いとは思っていたのですが、なぜか『何とかなるだろう』とそのまま出発してしまいました。

30分近くでしょうか。冷たい空気のなかで一人噴水やスマホを眺めたあと、立ち上がると既に身体の節々が普通とは違う違和感があり「これ絶対あとで風邪ひく感じだ」という予感がしました。
入場時点での検温では特に問題はありませんでしたが、体の中で風邪をひく準備は進んでいたようです。

で、国宝を見て回るわけですがこれが全然楽しくないんです。説明の文章も頭に入らないし、人も多すぎ、関節の違和感も気になる。
1時間くらいで会場を後にしてさっさと帰ることにしました。

家に着いたのは15時ころでした。関節の違和感はますます強くなり、身体がだるくぼーっとする感じがあり、喉もほんの少し痛みが出てます。
そこでまず熱を測ってみたら”37度6分”で間違いなく熱がありました。
翌日は朝から仕事です。仕事場ではまず体温とアルコールチェックがあるので、熱があれば当然コロナを疑われ強制帰宅になり、陽性なら最低7日間の出社停止となります。
今年の有休を11月までに計画的に使い果たしていた自分にとって欠勤は給料に直に響くので、なんとしても熱を下げ、かつ陰性を確認し、何食わぬ顔で出社しなければなりません。

一般的には、さっと風呂で温まり、消化の良い食事をして、汗をかくために厚着して寝る。ポカリ飲む。汗かいたら着替える。
だと思うのですが、ここからは私がどのような経過をたどって翌日の朝、平熱の確認をしたか順に書いていきます。

まず、風呂に入る前に自分の熱を限界まで上げました。あえてシャツ1枚の薄着になり、身体がブルブルっと震える悪寒をわざと発生させ続けました。
どうもこの『ブルブルっと震える悪寒』が来る度に熱が少しずつ上がっている気がします。時間にして1時間くらいでしょうか。
そうして体温を測ったら”38度7分”まで上がってました。

一晩で平熱に戻したいので、まず体温を一気に上げることで『後は下がるだけ』の状況を早く作りたかったのです。

次に風呂に入りますが、この時、1リットルのペットボトルに5グラム程度の塩を入れ、持っていきました。
水温は42度くらいだと思いますが、風呂での目的は『とにかく汗をかきまくる』ことです。
溜めに溜めた熱を放出するため汗をかく必要があります。
お湯は胸の下くらいに調節して、いわゆる『半身浴』をします。
ちなみに、腕もお湯に入れずに外に出していた方が汗をかけていた気がします。
ここでちょくちょく塩水を飲んで体に水分と塩分を補給し、汗をかく助けをします。
これも結果的に1時間くらいやって、1リットルの塩水も空になりました。
かなりの汗が出たと思います。

お風呂から上がると、どうでしょう。あの『ブルブル悪寒』が消え去りました。
さらに、ちょっと痛かったはずの喉の痛みもほぼなくなっています。

そして身体が冷える前に服を着るのですが、これまた何の確証もないのですが、ヒートテックのような体に密着するようなタイプのものは着ない方がよい気がします。
肌から汗が出るわけですが、どうも密着している生地は熱の放出を妨げているような気がして気持ちが悪い感じです。
なので特にこだわりがなければ、ゆったりした服装がよいと思います。
もちろん普段より厚着をして汗をかくために布団に入るわけですが、ここでも塩水を飲んでおきます。
なお、眠る前に測った体温は”37度4分”でした。

風呂に入る前の38度6分から1度以上下がっています。
これはもう『上がり始めの37度(もっと上がる)』ではなく『下げ途中の37度(もっと下がる)』のはずです。

数時間後の自分を信じて布団でぬくもりましょう。ちなみに頭に氷は載せてません。
ここでまた謎の自論で申し訳ありませんが、手と足の先は布団から出して涼しい状態にしておくと良いようです。大体でいいんですけど。
半身浴と似た原理かもしれませんが、どうも身体を温めたいときは全部を温めるのではなく、温めない場所も大事みたいです。
頭と、そこから最も遠い手先と足先を温めないことで、逆に中が温まる的な。
このやり方は普段寝る時も寝つきがよくなることが多いのでお勧めです。

就寝後、私は夜中に一回、自然に起きました。汗はびっしょりではなく、少し汗ばんでるな、くらいですが全部着替えて塩水飲んで再び寝ました。

朝、目覚めたら熱を測ります。
私は”36度4分”で完全に平熱を取り戻しましたが念のため午前欠勤とし、コロナ抗原検査キットで検査しましたが陰性でした。

普通、微熱なら初期対応で暖かくすると思います。
普通、わざと悪寒を感じて熱を上げたりしないと思います。
普通、38度7分で入浴しません。したとしても1時間はしないと思います。
普通、塩水じゃなくてポカリ飲むと思います。

だからこのやり方が普通じゃないことは分かっています。
でも一晩で平熱に戻ったのは事実なので記録として残しておきます。

まず上げ切って、そこから下げる!一言でいえばそんなやり方です。

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