『本格焼酎は糖類ゼロ』そんな言葉に惹かれて、芋焼酎を飲み始めました。自分の好みを知っていく内に、皆さんにも芋焼酎の旨さを知ってもらいたいと思い、お手頃で美味しい一升瓶で2000円以下の本格芋焼酎をご紹介します。随時更新中・・・
芋焼酎の楽しみ方
飲み手の中には「芋臭いのしか飲まない!」とか「飲みやすいのだけOK」みたいな嗜好があります。原料の芋の種類に加え麹(こうじ)の種類【白麹(すっきり)・黒麹(どっしり)・黄麹(フルーティ)】、酵母の種類(変わりダネだとワイン酵母とかがあります)蒸留方法の違い【常圧蒸留(原料の風味を活かす)・減圧蒸留(口当たりが良くなる)】などの違い、最後は飲み手がストレート、ロック、お湯割り、水割りなど、掛け算で千差万別の味わいになるのです!(カッコ内の記述は一般的にそのように仕上がる傾向があるというだけです)。なのでこのランキングでは実際に順位付けはせず、美味しいと思ったものを感じたままに掲載しています。私は主にお湯割りで飲むことが多いのでそれを基準にしたコメントが多くなりますが、元の焼酎が不味くてお湯割りにしたら美味しくなる、という事はありませんので、気になるものがあればお好きな飲み方で試してくみてください。
2020年2月10日追記
色々ご紹介して書いていてなんですが、正直に言うと焼酎って味わいのコメントが難しいというか、他と被るというか、日本酒みたいに味わいや印象が言葉にしずらくてもどかしい感じです。何というか『旨い』『不味い』という感想より先に『好き』『嫌い』が来るというか・・・『好き』が来れば当然旨いのでそのまま飲み続けます。でも、何で旨いのか?それを考えるとあまり言葉が出てこなくて、結局『好き』という感情に行きつくんですよね。『旨い』よりも理由は分からないけど『好き』。好きという感情に理由は無いと思うので、これは自分の中で大事にしたい指標です。
薩摩茶屋(さつまぢゃや)
一升瓶定価:1,905円
あの『村尾』で有名な村尾酒造さんのレギュラー酒です。お湯割りでは熱すぎないくらいの、人肌か、それよりちょっと高い温度がお気に入りです。味わいというか、風味の特徴を一言で表せば『芋の凄く良いゲジゲジ感』が楽しめます。コスパ抜群。ゲジゲジ最高。Amazonのリンクは6本セットですが、これが一番良心的な値段です。
伊勢吉どん
一升瓶定価:1,952円
“小牧”や”一尚”を造る小牧醸造さんの新酒”伊勢吉どん”です。蒸留したてのためか、無濾過なのか分かりませんが、全体的に白く濁っています。香りも何となくガスっぽい感じがして、いかにも新酒という感じですが、お湯割りにするとほのかな優しい甘みを感じ、そのままで飲むよりグンと旨くなります。結構クセになる味わいでおススメです。
玉露 黒こうじ
一升瓶定価:1,810円
“玉露 黒こうじ”は”なかむら”で有名な中村酒造場のレギュラー酒です。ほのかにコクがあり、お湯割りが断然おすすめ。鹿児島の地元の方は毎日の晩酌にこれを飲んでるのかな?と思うと、凄く羨ましいです。一升瓶でとっても安く、おススメです。
さつま寿 旬
一升瓶定価:1,962円
“さつま寿 旬”は”さつま寿”や”神座”で有名な尾込商店さんの新焼酎です。薩摩茶屋に似た芋のゲジゲジ感がしっかりとあり、それでいて優しい印象もあるバランスの良い焼酎です。ゲジゲジ感のある焼酎は特にお湯割りが最高で、寒い冬にはこのゲジゲジ感と優しい味わいでほっこりしたいものです。
さつま寿 桜
一升瓶定価:2,000円
“さつま寿 桜”は3月位に発売される尾込商店さんの限定酒です。上記の”旬”が旨かったのでこちらも買ってみましたが、やっぱりうんめ~~、です。通常の”さつま寿”が白麹を使っているのに対し、こちらは黒麹仕込みです。といっても、麹の白黒の違いで何が変わるのか分かりませんが、一般的には黒麹を使うと、よりしっかりした、濃い感じの味わいになるそうです。コスパ抜群!
瀞とろ(とろとろ)
一升瓶定価:1,915円
ほんのり清涼感のある飲みやすいタイプの芋焼酎ですが、コクもあって飲みやすい、バランスの良い逸品だと思います。水割りやお湯割りで、芋焼酎に慣れていない方も楽しめると思います。
莫祢氏(あくねし)
一升瓶定価:1,991円
まろやかな味わいとうっすらとした酸味が印象的で、お湯割りでダラダラと飲み続けられる一本です。特徴が無いのが特徴ですが、ホッとする感じで、地元ではこういうのが飲み続けられてるのかな~と思いました。
相良兵六(さがらひょうろく)
一升瓶定価:2,019円
19円オーバーしますが許して(^^; これは・・・お湯割りで最高に旨い(芋のゲジ感がしっかり味わえる)うえに、薩摩茶屋みたいに入手困難でもないので、価格も安く、日常の晩酌酒としておすすめ出来る一本です。程よいコクもあり、5:5で割るよりは6:4と少し焼酎を多めにしたほうが、より味わいが増して楽しめると感じました。ぜひ一度お試しください。
ちらん ほたる
一升瓶定価:1,991円
しっかりしたコクがありお湯割りでとても美味しいです。冒頭の2020年1月10日の追記はこの焼酎を飲んで、最初にここに書いていた文章です。つまり、すごく好きなんです。
南泉
一升瓶定価:1,905円
これもお湯割りで美味しくて好きです!Amazonは6本セットですが、一本当たりの価格は一番良心的です。
薩摩乃薫(さつまのかおり)
一升瓶定価:1,940円
これは要注意!飲みやすいのでお湯割りでぐいぐい行ってしまいますが、いつの間にか酔っぱらっている。。そんな芋焼酎です。バランスの良い味わいで価格もバッチリ!おススメです。
純黒(じゅんくろ)
一升瓶定価:1,940円
上の”薩摩乃薫”と同じ蔵元の、同じ値段の焼酎ですが、薩摩乃薫は白麹、こちらの純黒は黒麹になります。コクがあり飲みごたえが欲しい方は純黒がおススメです!個人的には薩摩乃薫の方が好きですが、飲み比べてみて麹の白黒の差を味わってみるのも違いがはっきり分かって面白いと思います。
さつま おはら
一升瓶定価:1,750円
ラベルに描かれているのは桜島でしょうか。この安さでこの味わいはナイス。少し検索してみると、地元では定番の一本らしいです。旨い美味しいと賞賛されるよりも、何も欠点が無くいつの間にか杯が進んでいる、そんなそっと寄り添うような感じ。
鶴乃泉(つるのいずみ)
一升瓶定価:2,000円
どことなく南国を思わせる華やかなラベルが印象的です。芋の甘みが良く出ていてお湯割りがとっても美味しいです。甘みの強い芋焼酎って実はあまり好きではないのですが、これは大丈夫でした。Amazonでは3000円以上で出品されているので、良心的な価格の900ml瓶のリンクになってます。
まだまだご紹介していないコスパ最高の焼酎がありますが、順次(給料が入り次第 笑)載せていきます。
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