「アレ持って帰っていいよ!」と、言われて、『ばくらい(莫久来)』という初めて聞く食べ物をいただきました。「高級珍味だよ!」「まず食べる機会無いよ!」と、半ばムリヤリ持って帰らされた感もありますが、誰も「美味しいよ」とは言ってないような・・・そのお味は。
ばくらい、襲来
ネットで検索してみると、ばくらいとは”ホヤとこのわた(ナマコの腸)で作る塩辛のこと”とあります。漢字では「莫久来」と書きます。
ネットでの相場はなんと100gで1000円!
いかにも珍味っぽい、不思議な見た目です。そして、皿に取り出した瞬間、その強烈な磯の香りが印象的です。
食べてみると・・・
意外にも見た目に感じたヌルッとした感じはありません。ナマコの弾力のある、噛み切れない何かの皮のような感じですが、噛むたびに磯っぽいしょっぱさが出てきて、なるほど、確かに珍味だなという感じです。美味しいというより、この”磯っぽさ”を味わうなら”ばくらい”が最適、そんな食べ物です。まるで海水を飲んでいるようです。
酒に合います・・・
と、ネットでは見かけますが、残念ながらフルーティなタイプの吟醸酒には合いません。だって磯の風味が強すぎるし・・・これに合う、というか違和感なく楽しめるのは、『菊姫』みたいなどっしりしたタイプの酒か、焼酎が良いと思います。塩っぽさを一気に洗い流してくれるような酒が良いでしょう。
珍味!!
個性の強い”ばくらい”ですが、珍味として100点。でも100グラム1000円だと、買わない!笑 高いです。でも、この磯風味はばくらいでしか味わえないし、記憶に残ったのは間違いありません。もしかしたら1年後、2年後、この風味が恋しくなる事があるのかもしれません。
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